「事実の三大チェックポイント」、ちょっと(かなり?)恥ずかしい
「事実の誤認」を前回は見ました。

ビジネスで考えるロジカルシンキング「事実の誤認」

もうちょっと普通のビジネスシーンで考えてみると

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a) 「ペコちゃん」の不二家は食育の先端的な取り組みをしている
  企業であり、この3年間業績も増収増益だ

b) 「白い恋人」の石屋製菓は食育の先端的な取り組みをしている
  企業であり、この3年間業績も増収増益だ

c) 三重県の郷土銘菓「赤福」の「株式会社 赤福」も食育に取り組んでおり、
  しかも3年間増収増益だ
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という「事実」を、このメルマガ中では何回か使ってきましたが、
改めてチェックしてみると、「株式会社 赤福」は3年間増収増益を
続けているわけではありませんでした。訂正してお詫びさせていただきます…

え?っ、何だよそれ。
「帰納法の三大チェックポイント」シリーズで、
あれだけいろいろ考えたのは無駄だったのかよ!

と怒りたくなりますよね。

ロジカルシンキングにおいて全てを覆す事実の誤認

「事実の誤認」があると、当たり前ですけどその「事実」に
基づいていた意見は全く意味がなくなってしまいます。

単純ミスに類するものですが、何としても避けたいものですね。

ロジカルシンキング「事実の読み違え」

では続けて「事実の三大チェックポイント」の2つ目、
「事実の読み違え」を見ていきましょう。

「事実の誤認」は完全に勘違いですが、今度は、ある意味
正しいけど、解釈によっては違うんじゃない?というもの。

では、その題材として、下記の損益計算書を見てみましょう。

      2009年│2008年│2007年
─────┼─────┼─────┼─────
売上高    9,341    9,143    7,854
営業利益   3,203     854    1,238
当期純利益  2,953    2,639    2,271

この情報にもとづき、「増収増益をしている企業は、食育に
取り組んでいる」と言ったら、

 ちょっと待った!それ、おかしいんじゃない?

なんてツッコミが入りそう。

 え?どこが?実際、売上だって利益だって上がっているのに…

と思うのもごもっとも。たしかに、売上高も当期純利益も前年を
上回っていますからね。

でも、こと「食育事業に参入すべき」という主張に対する根拠とするには
問題があるのです。

どこが?

というのは、次回。ヒントはもちろん、「特別損益」です。お楽しみに。

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