ロジカルシンキングで「イシュー」という言葉があります。「論点」とか「議題」と訳されることが多いかと思いますが、このイシューこそが一番肝心なのだと主張する本がこちら。
安宅 和人著、イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」
著者の安宅先生は、もともとは脳科学の研究者だったとのことで、科学の事例がたくさん出てきますし、カタカナ用語も多いので、必ずしも初心者向けの本ではありません。なので、中級者の方が、ちょっと視点を拡げたいという時に読むのがお勧めかと思います。
●「イシューからはじめる」アプローチ
イシュードリブン
仮説ドリブン1
仮説ドリブン2
アウトプットドリブン
メッセージドリブン
●よいイシューの3条件
1. 本質的な選択肢である
2. 深い仮説がある
構造的な理解の4パターン
共通性の発見
関係性の発見
グルーピングの発見
ルールの発見
3. 答が出せる
●イシュー特定のための情報収集のコツ
1. 一時情報に触れる
2. 基本情報をスキャンする
3. 集めすぎない・知りすぎない
●イシュー特定の5つのアプローチ
1. 変数を削る
2. 視覚化する
3. 最終形からたどる
4. so what?を繰り返す
5. 極端な事例を考える
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