ビジネスライティングで人を操る
メンタリストのDaiGoさんはご存じでしょう。テレビ番組で、相手の考えていることをピタリと当てるパフォーマンスを披露して大人気の方です。そんなDaiGoさんがビジネスライティングについて書いた本ならば、思わず手に取りたくなるのではないでしょうか。ましてや、それが「人を操る」方法を説明しているのであればなおさら。
それが、人を操る禁断のメンタリズム文章術
本を開くと最初のページにこんな質問が出ています。
「あなたの思う、世界最高の美女とは?」
実はこれ、文書が持つ強い力を表すもので、その理由が5ページで明かされています。それが、「ある言葉を目にすることで、人は想像し始めます」というもの。そして、そのイメージが行動のための原動力になるわけで、ここに「人を操る文章術」のキモがあるとのこと。
ライティングに必要な3つの「書かない」
そして、この文章が持つ力を開放するコツは、3つの「書かない」に集約されるとのこと。いわく、
- 原則1:あれこれ書かない
- 原則2:きれいに書かない
- 原則3:自分で書かない
とくに原則3の「自分で書かない」は「?」と思う方もいるかもしれませんが、要するに「相手の立場に立って書く」と言うことで、ご興味がある方は本書の77ページをご覧下さい。一つだけヒントになる文章をピックアップすると、
これを読むのはどんな人か、どんな人達かを十分に調べておくこと。ペンを持ったり、キーボードを打つのはその後です。
となります。
以下、細かいテクニックをいくつか紹介します。
●気むずかしい上司を動かすのは「普通の人だったら」
●相手の悩みを当てるHARMの法則
- Health
- Ambition
- Relation
- Money
ライティングで人を動かす七つのトリガー
- 興味
- ホンネとタテマエ
- 悩み
- ソン・トク
- みんな一緒
- 認められたい
- あなただけの
ライティングの5つのテクニック
- 書き出しはポジティブに
- 何度も繰り返す(ただし、違う言い回しで)
- 話しかけるように書く
- 上げて、下げて、また上げる
- 追伸をつける
●ツァイガルニク効果
人間は、達成した課題よりも、達成されなかったことや中断されていることをよく覚えている。
目次
- 第一章:文章が持つ力は無限大
- 第二章:「書かない」三原則で人を操る
- 第三章:人を動かす七つの引き金で、何を書けばいいかもう悩まない
- 第四章:あとは、5つのテクニックにしたがって書くだけ
画像はアマゾンさんからお借りしました。
前ページ 武器としての書く技術―30万人に届けて月50万円稼ぐ!新しいマル秘文章術を読む |
次ページ ロジカル・ライティングを読む |
|
---|---|---|
ロジカル・ライティングのページに戻る |
人を操る禁断のメンタリズム文章術