製造業でロジカルシンキング研修を導入している会社は、組織的な問題意識があるケースが多いものです。
アジア諸国との競争で、製品自体は高機能化しつつ低コスト化も求められる。設計から始まって製造・サポートまで業務は複雑化しているのに人員は増えない…。
このような状況の結果、「タコツボ化」とでも言うのでしょうか、同じ職場でもお互いが何をやっているか分からない。ましてや、部署が違えばコミュニケーションをとることすら難しい、こんな悩みが顕在化しています。
製造業のタコツボ化を避ける仕掛け
したがって、これを解決するためのロジカルシンキング研修は、コミュニケーションが中心になる…のは当然として、実は私たちロジカルシンキング・カレッジが研修を提供する場合は、「その前」に仕掛けを入れます。
なぜならば、「タコツボ状態」と問題と捉えているのは、ある程度年配の上級管理職の方だから。ところが、現場のエンジニアや管理職でも初級の方は、何せ入社したときからその状況ですから、「これが当たり前」と思っている場合も少なくないのです。
そんなマインドの人に、「さあ、ロジカルシンキングでコミュニケーションの改善を」と言っても、ピンとこないというのが正直なところでしょう。
そこで、「仕掛け」。
ロジカルな内容に入る前に、「チーム内でコミュニケーションがとれていないと成果が上がらないし、メンバーのモチベーションも高まらない」ことを実感してもらうアクティビティを実践します。