金融業は比較的監督官庁の規制が強く、「決められたルールの中で、早く・正確に戦う」というのがビジネスの根幹でした。ところが、環境の変化に伴い、自社のビジネスモデルすら変えていかないと、生き残っていけないのではないか、という問題意識をいただくことがあります。
これに答えるためには、ロジカルシンキングと言っても、コミュニケーション研修にはなりません。
むしろ、必要なのは企画力。
すなわち、自社の置かれた状況を正確に判断し、今後のビジネス・社会の方向性を予測し、それに会わせて自社のビジネスモデルを変革するために社内を動かす…。ひょっとすると、これまでの金融業においては、本部の一部のセクションにのみ求められていたこのようなスキルや行動特性が、ありとあらゆる現場で求められているのが金融業を取り巻く状況でしょう。