ビジネスで帰納法を実践するためにはコツがあります。
それがロジカルシンキング帰納法の「三大チェックポイント」。
「株式会社スロービズ」の新規ビジネス立案プロジェクトチームを通して
見ていきましょうと前回ご案内したのですが、その前にちょっと寄り道を…

ロジカルシンキング帰納法を使いこなす作家

「坂の上の雲」と言えば、司馬遼太郎先生の代表作。
NHKでもドラマ化されたので、見た人も多いでしょう。

その中で、「帰納法」が紹介されていました。
というのが今日のロジカルシンキング帰納法の
「三大チェックポイント」の今日のお題です。

司馬遼太郎先生がロジカルシンキングを語る

当たり前ですが、司馬遼太郎先生のお言葉ですから、
私の説明以上にズバリとその本質を付いています。

以下、「坂の上の雲」より引用です。
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 かれ(メルマガ発行人注:主人公の秋山真之)は、世界じゅうの
 兵書という兵書を読もうとした。多くは陸軍兵書であった。
 かれは滞米時代からそうであったが、戦術に陸と海のちがいは
 ないという明確な態度をとっていた。

 (中略)

「秋山の天才は物事を帰納する力だ」と、海軍内部ではいわれたが、
 あらゆる雑多なものをならべてそこから純粋原理をひきだしてくる
 というのは、真之の得意芸であった。
——————————————-

いかがでしょうか?
「あれも、これも、それも…」というさまざまな実例を並べて、
そこから共通項を見出して結論として導きだしているということですよね。

なるほど、「帰納する」って言うのは、そういう感覚か、というのが
ダイレクトに分かるのではないでしょうか?

興味のある方は是非「坂の上の雲」をご一読ください。

では、これを踏まえて、次回からチェックポイントの解説にいきましょう。

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