「イシュー」とは、ロジカルシンキングでは「ここで論ずべきこと」もしくは「ここで解決する課題」を指します。ニュアンスとしては、「そもそもの目的」と考えてもよいでしょう。
ちなみに、元になった英単語”issue”は、
a point, matter, or dispute, the decision of which is of special or public importance
その決定が世の中に、あるいは個別に重要な意味合いを持つポイント、論点、争点
となっています。さきほどの「そもそもの目的」というニュアンスがお分かりいただけるでしょうか。
ちなみに、最近ちょっと話題になった”Big Issue (ビッグイシュー)”という雑誌はご存じでしょうか?ホームレスの方々を支援する目的で創刊されたもので、これをホームレス自身が路上で販売することで、稼ぐ力を身につけてもらおうというものです。
“Big Issue”というタイトルに込められた想いは、「ホームレスのような社会から見過ごされがちな人々の支援も重要な問題なのだ」というもので、これも「そもそもの目的」に近いニュアンスが込められているかと思います。
ちなみに、この「イシュー」が書名に入っている本で有名なものと言えば、安宅先生のロングセラー、イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」です。
ここで、著者の安宅先生は、「よいイシューの3条件」として
- 本質的な選択肢である
- 深い仮説がある
- 答が出せる
を提唱されていて、ここでも「そもそもの目的」に近いニュアンスが込められているのではないかと思います。
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