「ファシリテーションの学び方を学ぶ」
略してマナマナのコーナーです。
本題をちょっとだけはずれて、
ファシリテーションスキルを高めるコツを紹介したいと思いますので、
リラックスしてお読み下さい。
ロジカルシンキング「ファイブ・トリプル」
最近の「ファイブ・トリプル」のシリーズを読むと、
人間ってダマされやすいものなんだ、って思いませんか?
「事実の誤認」とか、「不適切なサンプリング」で紹介した例なんかは
言われてみれば間違っているのは分かるのですが、
素の状態で情報を示されると、コロッとダマされてしまうこともあるものです。
気を抜くとロジカルシンキングからはずれる
それはなぜ?と考える時に頭の片隅に置いておきたいのが、
「脳はさぼり屋だ」という点。
ドラえもんの主人公、のび太を想像してもらうと間違いないのですが、
ちょっと目を離すと漫画を読んだり昼寝をしたり、
一生懸命宿題をやっている時の方がマレです。
脳も同じで、ちょっと目を離すと「判断すること」をさぼるのです。
「のび太状態」ではロジカルシンキングは難しい
自分で考えるのではなく、誰かが言ったことを盲信するとか、
もっともらしいことに飛びつくとか、
アンケート調査のデータをちゃんと見ないとか…
そんなことのすべては、脳が「のび太状態」になっていることから発生します。
ただ、これが一概に悪いとは言えないんですけどね、本当は。
だって、脳はものすごい情報量を処理しているわけで、普段だって
オーバーヒートに近い状態。一説によると、
体重のわずか2%しか占めない脳という器官は、
エネルギー消費の18%を占めている、なんて言われるぐらいです。
そんな脳にとっては、細かいことは「さぼり屋根性」を発揮して
人任せで判断してしまうというのは、ある意味大切。
問題なのは、
「本当は重要な問題なんだけど、『さぼり屋根性』で処理してしまう」
と言うことでしょう。
なので、これまでの「ファイブ・トリプル」シリーズで見たことを活かす
大前提としては、「何が重要で、何が重要でないのか」を見抜くことに
あるのです。
考えてみれば、のび太くんも「やる時にはやる」というタイプですもんね。
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