社内の仕事の流れを説明するバリューチェーン
バリューチェーンは会社の中の仕事の流れを説明するフレームワークであり、具体的には
- 主活動
- 購買物流
- 製造
- 出荷物流
- 販売・マーケティング
- サービス
- 支援活動
- 全社管理(インフラストラクチャ)
- 人事・労務管理
- 技術開発
- 調達活動
からなります。
一見すると単純ですが、どのパートの活動がが一番売上アップに貢献するか、などを考えることで社内の仕組みを再構築する際に役立ちます。逆に、売上アップに貢献しない、すなわち価値の低いプロセスは外注化することが考えられます。
もともとはマイケル・ポーター米ハーバード・ビジネススクール教授が考案したものですが、その使い勝手のよさから、ひとつの会社の内部という枠を超えて、業界全体のビジネスの流れを指すこともあります(厳密には、これは「インダストリー・チェーン」と呼ばれます)。
ロジカルシンキングとバリューチェーン
バリューチェーンは、ビジネスの8大フレームワークの中でも他のものとはちがい、プロセス(仕事の流れ)で考えています。そのせいもあってMECEになっているため、
題解決の際の分析の切り口としては極めて有効です。
一方で、ロジカル・コミュニケーションの際には、根拠を整理する枠組みとして使われることはほとんどありません。