7Sは会社のしくみを網羅したもの


経営コンサルティング会社マッキンゼー社が提唱したもので、「戦略 Strategy」、「組織構造 Structure」、「システム System」、「企業理念 Shared value」、「人材 Staff」、「行動様式 Style」、「スキル Skill」の7つでその会社の戦略(とその構成要素)が網羅的に説明できるとされます。

なお、上の3つを「ハードS」(組織のしくみ)、下の4つを「ソフトS」(人を動かすしかけ) と分類される、ソフトSを変えるよりもハードSを変える方が簡単だと言われます。

ロジカルシンキングと7S

ロジカルシンキングという観点では、7Sが網羅感が高いことに注目したいものです。すなわち、会社を構成する要素をMECEに分解したものが7Sと言ってもいいでしょう。たとえば、会社の構成要素という観点では、ヒト・モノ・カネという枠組みがあります。ただ、実はこれに対しては批判もあり得て、たとえば「情報」がモレているので網羅感がない、「モノ」の表す範囲が広すぎるなどが指摘されます。一方の7Sは、ヌケ・モレがない、すなわちMECEであるため、よりよい枠組みと言えます。

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