「ロジカルシンキングの弱点は、発想力を限定してしまうことである」なんてまことしやかに言われることもありますが、これはウソだと思います。むしろ、ロジカルに考え抜いてこそ新しい発見がでてくるわけで、その意味では問題解決のために新たな打ち手を見つけたい人が手に取りたいのがこちらの本です。

木村 健太郎、磯部 光毅著、ブレイクスルー ひらめきはロジックから生まれる

【コンテンツ面でのポイント】
●ブレイクスルー・スパイラル
 突破口→具体案→未来図

●企画でいちばん大切なのは志だと思います。…始めから描く未来図の志が低いと、ブレイクスルーの飛距離も小さくなってしまい、スケールの小さい解決策しか思いつきません。

●コロンブスの上司
「ただし、黄金がどれくらい存在するかを事前に調査してからだ」

●思考の道筋
街の思考
 演繹法
 帰納法

森の思考
 連想
  ゴードン法
  欠点列挙・希望列挙法
 組み合わせ
  形態分析法(マトリックス)
  KJ法
 類比(アナロジー)
  シネクティクス
   直接的類比 見た目での似たもの探し
   擬人的類比 なりきって似たもの探し
   象徴的類比 意味としての似たもの探し
  NM法(中山正和氏)
 仮説(アブダクション)
 仮想
  バックキャスティング
  スーパーヒーロー発想法
 逆転
  逆設定法
  Disruption (広告会社ネットワークTBWAのプランニング手法)

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