オフィスに生息する性格が悪い奴

前勤めていた会社でものすご~く頭にきたことがありました。

上司に言われていたデータ収集の仕事、徹夜に近い状況でようやく仕上げて持っていったら、

「あ、それ要らないから」

とひと言。

お前の指示でこっちは作業をしとるんじゃ~!とブチキレそうになりましたが、当時は何も言い返せず、給湯室で一人涙に暮れた若かりし頃…

まあ、涙に暮れたのはウソですが、その時はつくづく思いました。「世の中には性格が悪い人間がいるんだな~」って。

ただ、今にして思うと、あの上司は「性格が悪い」というよりも「頭が悪い」のではないかと気付いたのです。もしくは、両方とかね (←けっこうしつこい性格)

対抗するにはロジカルシンキングで

というのは、あの時の指示の出し方は、「そもそも何を調べたいか」っていうのが固まってないくせに、「アレもコレも情報が欲しい」って感じだったんです。

そうではなく頭のいい人であれば、「仮説思考」って言うんですけど、「何を調べたいか」、「何を検証したいか」がカッチリ固まってから情報収集をするので、よっぽど効率的だと思うんですよね。

ちなみに、こんな気づきは「ほんとうに使える論理思考」の勉強会をチラ見したから。

けっこう議論が白熱して、私自身も一瞬何を学んでいるのか分からなくなったんですが、ある瞬間、「これが仮説思考か!」ってヒラメいたんです。

それ以来自分でも、「情報収集の前に何を調べるかを考える」と一呼吸おくことを意識して、仕事の効率がずいぶん上がった気がします。

なので、この勉強会は普段「忙しくて、忙しくてしょうがない」という人に受けていただきたいですね。

仮説思考をすれば、その忙しさが改善されるはずですから。

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