論理思考を学ぶとたいてい出てくる「演繹法」と「帰納法」。

あれ?どっちがどっちって分かんなくなっちゃって、思考を学ぶ前にそもそも言葉が分からない、となりがちです。

そんな際にぜひ読みたいのがこちら。

高田 貴久著、ロジカル・プレゼンテーション―自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」

ロジカルシンキングと、それを使ったコミュニケーションがコンパクトにまとめられていて便利です。しかも、演繹法とか帰納法などの難しい言葉は一切なし。「縦の論理」、「横の論理」など、分かりやすい言葉に言い換えてくれているのがありがたい。

おそらくは、筆者がコンサルタントとして活動している中で得た知見をまとめたものだとは思いますが、自分が無意識にやっている行動を人に説明するのは意外と難しいもの。

それを徹底的にやったところに、本書のすばらしさがあるのでしょう。

なお、タイトルに「プレゼンテーション」と入っていることからも分かるとおり、本書は「ロジカルシンキングを使って提案すること」が主な話題になっています。そのために「会議の設計」や「資料作成」も含まれているのが類書と異なるところです。

下記、ポイントを。

●人材像
スキル
 論理思考力
 仮説検証力
 会議設計力
 資料作成力
 分析力
 問題解決力
 戦略立案力
 プレゼンスキル
 インタビュースキル
 ファシリテーションスキル
マインド
 価値観
 行動様式

●MECEになりにくい原因はサンマ感

【目次】

  • 序章 新規事業立ち上げのストーリー
  • 第1章 提案の技術とは
       
    • 提案の技術を磨く
  • 第2章 論理思考力
       
    • 論理的であるとは
       
    • 縦の論理を構築する
       
    • 横の論理を構築する
  • 第3章 仮説検証力
       
    • 仮説検証力とは何か
       
    • 目的を理解する
       
    • 論点を把握する
       
    • 仮説を構築する
       
    • 検証を実施する
       
    • 示唆を抽出する
  • 第4章 会議設計力
       
    • 会議を設計するとは
       
    • 着地点を決める
       
    • 着地スタイルを決める
  • 第5章 資料作成力
       
    • 資料作成力とは
       
    • メッセージは端的に
       
    • チャートで表現する
       
    • スライドに配置する
       
    • パッケージを完成させる
       
    • マテリアルとしてまとめる
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本多 勝一著、日本語の作文技術を読む
 
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