ロジカルシンキングで情報を整理する際に用いられるのがフレームワーク。

世の中にいろいろあるフレームワークを「厳選収録」(オビのコピーより)しているのがこちらの本。

永田 豊志著、知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100

が、あえいていっちゃうと、無理矢理100個も集めなくても良かったのではないかと思います。まあ、この本のコンセプトをぶちこわしてしまうのでアレですが…。

実際、最後の方は「知的生産性を高めるアウトプットTips12」とフレームワークじゃなくなっていますしね。

一方で面白いのはフレームワークの分類法。この手のフレームワークは知っているだけでは意味がなく、それを「どうやって使うのか」が問われるところです。そのためには、「このフレームワークは何のためのものだ」と理解しておく必要があり、分類法から著者の頭の中がのぞけるのが興味深いです。

具体的には、

  • ビジネス戦略に使えるコンセプトフレームワーク
  • カイゼン、時間管理に使えるフレームワーク
  • マーケティングとアイデアの発想に使えるフレームワーク

の三つに分かれていて、著者の永田先生は、このような形で考えているから成果が上がるのだなぁ、と思いました。

以下、ポイントです。

【コンテンツ面でのポイント】
●一つのフレームワークを見開きで紹介するスタイルだが、これだと縦書きの方が良いのでは?(読者になじみがある)
●チャートに若干分かりにくいものが混じっているか
●100にこだわる必要はないのでは。ウェブっぽい内容

【マーケティング面でのポイント】
●第1章、「忙しいのに収入が増えない日本のビジネスマンに必要なもの」であるある感を演出
●シンプルすぎる表紙、横書き
●オビ「ビジネス地頭力を鍛えるフレームワークを厳選収録」

【目次】
第1章 忙しいのに収入が増えない日本のビジネスマンに必要なもの
第2章 ビジネス戦略に使えるコンセプトフレームワーク28
第3章 カイゼン、時間管理に使えるフレームワーク17
第4章 マーケティングとアイデアの発想に使えるフレームワーク20
第5章 数値を魅力的に伝えるデータチャート23
第6章 知的生産性を高めるアウトプットTips12

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