ロジカル・ライティングのみならず、読み手にいかに伝えるか、そして読み手をいかに動かすかの文章を書くコツがまとまったのがこちらの本。

グロービス経営大学院著、MBAビジネスライティング

●ライティング書籍の類型
1.ロジカルシンキングを前面に打ちだしたもの
-考える技術、書く技術
2.「文書読本」系のもの
3.「伝わる文章テックニック」系のもの
-「理科系の作文技術」
4.文例集、テンプレート系のもの

●ビジネスにおけるよい文書の条件
1.目的を押さえている

2.読み手のことを理解している
3.読んでもらえる
文章を読んでもらうために必要なこと
 1.読み手を知る
 2.自分は何をしたいのかを確認する
 3.読んでもらえるように工夫する
4.内容がしっかりしている
コンプリートメッセージ (What, Why, How)
 印象に残すためのポイント (INFRAN)
 Interest  読み手の問題意識や関心に沿っている
 Something New 読み手にとっての目新しさがある
Focus 多くを語りすぎず、ポイントにフォーカスする
 Rhetoric レトリック(修辞法)の力を知る
 Aspiration 熱い想いや信念を伝える
 Nature 書き手の人となりが伝わる

●実務的なストーリーライン
1.トップダウン型
2.問題解決型
問題提起
要因分析
解決策提示
実行

経営大学院などで使われているケースメソッドのレポートにも応用しやすい。なぜなら、ケースメソッドでは、質問はシンプルに言えば、1.何が問題なのか、なぜそうした問題が発生したのか、2.それに対するアクションプランを述べよ といったほぼ二つに集約できるからである

3. 起承転結(序破急)型
4.物語型
パーキン、人を動かす50の物語
1.現状
2.きっかけ
3.探求の旅
4.驚き
5.重大な選択
6.クライマックス
7.方向転換
8.解決

●ストレスなく読みやすい文書を書くためのチェックポイント
1.一文一義にする
2.読点をうまく使う
3.適切な接続詞を使う
4.文書を「完成」させる
5.なるべく平易な言葉を使う
6.「」や()、--を使って意味を明確にする
7.平仮名・カタカナ・漢字のバランスに配慮する
8.センテンスは短くする
9.文書をスリム化し、冗長さをなくす
10.リズムよく書く
11.日本語らしく書く

【目次】
序 ビジネスにおけるよい文章の条件
第1章 読んでもらえる文章を書く
第2章 説得力を持って主張する
第3章 印象を残す
第4章 目的にあった構成、トーンにする
第5章 センテンスを分かりやすく書く
第6章 文書を書くプロセスと心構え
第7章 実践する

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